【書籍紹介】『誰にも頼れない 不登校の子の親のための本』を読んで気づいたこと

本1 暮らし・子育て

 

娘が不登校になって2年。
何も前に進めていないように感じる日々の中で、私はいつも悩んでいました。

そんなときに出会ったのが、
『誰にも頼れない 不登校の親のための本』 という1冊の本です。

この本は、思春期の不登校に悩む親にとって、
心強いガイドブックになると感じたので紹介します📖

 

書籍情報

  • タイトル誰にも頼れない 不登校の親のための本

  • 著者:野々はなこ

  • 出版社:あさ出版

  • 出版年:2025年

著者の野々はなこさん自身も、不登校の親を経験された方。
さらに、長年高校教師として多くの子どもたちを支えてきた経験をもとに書かれています。

本の内容

  • 不登校の子どもが見ている世界

  • 不登校の子どもがたどる5つの段階

  • 親の心構え

  • 段階ごとに親ができる関わり方

  • 子どもとの関係を築く声かけ

  • 転校・進学などの対応

著者の実体験がベースになっており、どの言葉もリアルで温かさがあります。

 

印象に残った部分と、私自身の気づき

本では、不登校の子どもがたどる道を以下の5段階に分けて紹介しています。

  1. 葛藤期

  2. 諦め期

  3. お籠もり期

  4. 扉開く期

  5. 挑戦期

娘はいま「お籠もり期」にいる

  • 家の中では安心して過ごせるが、外に出るのが怖い

  • 歯磨きやお風呂なども意識に入らないほど、心の余裕がない

  • 親から見ても、何を考えているのかわからず、不安が強まる

まさに今の娘の状態と重なり、胸に刺さる思いでした。

 

 

心に残ったメッセージ:「子どもの大切な世界を否定しない」

著者は「子どもが大切にしている世界を認めて、受け入れることが大切」と述べています。

私の娘は、1日中SNSをしています。
以前は、「スマホばっかり!」とつい怒ってしまい、
SNS制限をしようとしたことで大喧嘩になりました。

そのとき娘は、「これが生きがいなんだから!」と泣き崩れ、
精神的に不安定になってしまいました。

私は、娘が大切にしている世界を否定してしまったのだと、今は思います。
今は、SNSの危険性を伝えつつも、娘が話してくれる内容には耳を傾けるようにしています。

自己否定する子どもに、どう寄り添うか

不登校の子どもたちは、自己否定感を強く持ってしまいがちです。
著者は、「親は子どもに、自分を大切にする方法を教えてあげる必要がある」と書いています。

他人と比べず、自分を認める力(自己受容)を育てることが、
自己肯定感の回復につながるとのことです。

私自身の変化

この本を読んで、娘の気持ちを少し理解できたように思います。

そして、「これから先、娘にどんな段階が待っているのか」
ということもイメージできるようになり、少し心の準備もできました

完璧な親ではないけれど、
まずは娘にとって「安心できる場所」であること、
信頼できる存在であることを目指していきたいと思います。

 

 

この本をおすすめしたい人

現在、思春期の不登校に悩んでいる親御さんにとって、
この本は「これからどう向き合っていくか」のヒントになります。

「今までの関わり方、間違っていたのかな…」と落ち込んでしまう方もいるかもしれません。
でも、そのときそのときで、私たちは精一杯やってきたはずです。

私も、あなたも、十分にがんばってる。

子どもたちのこれからが、少しずつでも前を向けるように。
親である私たちも、一緒に成長していけたらと思います。

 

最後に

子どもに向き合う中で、心が疲れることも多いですよね。
そんなとき、「こんなふうに考えていいんだ」「私だけじゃなかったんだ」
と感じられる1冊です。

同じように悩む親御さんの心が、少しでも軽くなりますように。

 

気になる方は、読んでみてくださいね☺

最後まで読んで頂きありがとうございます☺

 

 

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