今年もいよいよ夏がやってきましたね。
最近の夏は「屋外で過ごすなんて無理…」って感じですよね。
自宅から車に乗るまでのほんの一瞬でさえ、殺人的な日差しが肌を突き刺してきます。
でも、これからが夏本番!
熱中症にならないように気をつけながら、
なんとかこの暑さを乗り越えていきたいですね。
今日は、看護師としての経験から、
熱中症とその対策についてお伝えしようと思います!

暑い夏を乗り切りましょう!
熱中症について
熱中症とは?
熱中症とは、気温や湿度が高い環境下で体温の調整がうまくできず、
めまい・だるさ・こむら返り・しびれなど、さまざまな症状が出る状態のことです。
重症化すると、意識がもうろうとしたり、
最悪の場合は命に関わることもある怖い病気です。
実際、私の勤務する病院にも「症状が治まらない」と訴えて受診される方がいます。
状態がひどいと、救急車で運ばれてくることも。
身体を冷やしたり、点滴を何本かすることで改善する方もいますが、
意識の回復が遅かったり、検査で異常があれば、そのまま入院になるケースもあります。
患者さんの様子を見ていると、「熱中症って本当に怖い病気だな…」とつくづく実感します。
熱中症を予防するための対策は必須!
熱中症で受診される方には、次のような傾向があります。
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屋外で作業をしていた人(特に高齢者)
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部活や運動中だった中高生
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エアコンを使わずに室内で過ごしていた高齢者
一方で、建築・土木などの現場で働く方々は、熱中症対策がしっかりしているのか、
あまり受診されない印象があります。
近年の夏は“命の危険を感じる暑さ”。
誰でも屋外・屋内にかかわらず、熱中症になる可能性があります。

「自分は大丈夫」と過信せずに、しっかり対策をしていきましょう。
熱中症を防ぐ6つのポイント
涼しい服装をする
通気性・吸湿性のある服を選ぶと、体に熱がこもりにくくなります。
首元を開けると、より風通しがよくなります。
エアコンを使って室温・湿度を調整する
・室温:25〜28度
・湿度:50〜60%。
上記を目安にエアコンの設定を調整することをおすすめします。
※「設定温度28度」ではなく、「室温が28度」になるのがポイントです!
エアコンの風が直接あたると寒く感じることもありますよね。
その場合は風向きを調整しましょう。

我が家は設定温度を25度にして、
室温26〜27度、湿度50%台って感じです。
風にあたる
風は体温を下げる手助けをしてくれます。
扇風機を活用したり、
屋外では風が通る日陰で過ごすようにしましょう。
ハンディ扇風機やうちわも便利です♪
日頃から十分な栄養と休息をとる
体力や免疫力が落ちていると、熱中症になりやすくなります。
寝不足や疲れも要注意です。
日頃から、しっかり栄養と休息をとることを心がけましょう。
こまめな水分補給
水分は適宜、こまめにとりましょう。
大量に汗をかいた場合は、塩分0.1〜0.2%を含むスポーツドリンクがおすすめです。
一気飲みではなく、少量ずつ回数を多くがポイント!
また、「アルコールを飲んだから水分はとれている」という人もいますが、
アルコールには利尿作用があり、逆に脱水を促してしまいます。
アルコールを飲んだときは、お茶やお水もしっかりと摂りましょう。
日傘・帽子・日陰を活用する
直射日光が当たると体温が急上昇し、熱中症のリスクが高まります。
日傘や帽子を使い、日陰でこまめに休憩しましょう。
日陰にいるだけでも、体感温度がずいぶん変わります。
まとめ
最近の夏の暑さは本当に異常ですよね。
どんなに対策をしていても、熱中症になってしまうことはあります。
「少し体調が変だな」と感じたら、無理をせずに涼しい場所で休みましょう。
それでもよくならなければ、早めに医療機関を受診してくださいね。
最後に、医療機関でも推奨・販売している飲み物を紹介します。
スポーツドリンクより甘さが控えめで、ほんのり塩味があり、効率よく水分と塩分が補給できます。
好みは分かれますが、熱中症対策としておすすめです。

対策を十分にして、暑い夏を乗り切りたいですね。
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