2年8ヶ月の不登校。娘に訪れた”扉開く期”と前向きな変化

暮らし・子育て

娘が不登校になってから、2年8ヶ月が経ちました。
最近、これまでとは違う変化が出てきたので、今日はそのことを書きたいと思います。

「扉開く期」になった娘

「扉開く期」とは?

ここでいう「扉開く期」というのは、不登校の子がエネルギーを溜めながら、
少しずつ外の世界に興味を持ち始める時期のこと。
閉じていた扉が少しだけ開くように、新しい行動が増えていく段階です。

私自身、この言葉に出会ってから娘の変化を前向きにとらえられるようになりました。
参考になった本はこちらです👇

 

今までの生活

起きるのは昼前、ご飯は1~2食。
ベッドでスマホを見ながらゆっくり過ごすのがいつものスタイルでした。
部屋に引きこもるわけではないけれど、用があるときだけリビングへ。

お風呂や歯磨きは数週間に1回。
着替えも気まぐれ。
匂いも気になりましたが、娘は「身体がだるくて入れない」と言うので、無理にさせることもできず、ただ見守る日々でした。

生活の変化

今年の夏頃から、娘に少しずつ変化が出てきました。
きっかけははっきりしませんが、ある日、娘がこう言ったのです。

「ひま」

その言葉を境に、

  • 「カラオケに行きたい」

  • 「洋服がほしい」

  • 「化粧の練習をしたい」

と、前向きな発言が増えていきました。

一緒に買い物へ出かけたり、カラオケへ行ったり。
多いときには週3回行くほど、はしゃぐ姿も見られました。
お気に入りの洋服を着て外に出るのが嬉しいようです。

お風呂と歯磨きも、最近は週1回ほどできるようになりました。
これだけでも本当に大きな変化です。

さらに、家族ぐるみでお付き合いのあるお友だち家族と一日中遊んだ日があり、
その日の娘はずっと笑顔。
あの笑顔を見るのは、私にとっても久しぶりでした。

娘の笑顔を見てると、私もうれしい気持ちになりました。

娘が感じていること

外出するときは、まだ帽子やマスクで顔を隠します。
人が多い場所は緊張するので、避けながら帰ることもあります。

ずっと家で過ごしていたので体力が落ちていて、階段で息が切れたり、すぐに疲れたり。
娘自身もそのことに気づき、動画を見ながら運動する日もあります。

「体力落ちたな…」
そう話してくれたのも、小さな一歩だなと感じています。

娘のチャレンジ

そして最近、娘が突然こう言いました。

「習い事をしたい」

選んだのは、まさかの ポールダンス
最初は驚きましたが、まわりに流されず“自分のやりたいこと”を選ぶところが、娘らしいなと思いました。

体力をつけたいという気持ちがあったのかもしれません。
勇気のいる一歩だけど、その気持ちがとても嬉しいです。

現在、週1回ポールタンスをしています。

おわりに

まだ不登校がすぐに解決するわけではありません。
でも、以前にはできなかったことを、少しずつできるようになってきた娘を見ていると、エネルギーがゆっくり溜まってきているのを感じます。

娘は今、きっと 「扉開く期」 に入ったのだと思います。

これからも、娘のペースを乱さないように、そっと見守っていきたいです。

最後まで読んでいたいだきありがとうございました。

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